医師の勤務実態調査

医師の勤務実態及び働き方意向調査

厚生労働省は2016年(平成28年)12月8日(木)〜14日(水)にかけて、現在の医師の勤務実態や働き方の意向・キャリア意識を把握することを目的に「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」を実施しました。

平成29年4月6日「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」(厚生労働省医政局)

 

調査対象
@全国の医療施設に勤務する医師及び医療機関
A調査対象数は全国の医師10万人と初めての大規模調査

 

回答数:医師 15,667人、医療施設 3,126件

 

調査内容
次の項目について重点的に調査を実施。
@ 出身地・出身医学部所在地・家族構成・収入等を含む、医師の属性に関する項目
A 医師の勤務実態を詳細に把握するためのタイムスタディに関する項目
B 他職種との役割分担やキャリア意識等の将来の働き方に関する項目
C 将来の勤務地に関する意向等の医師偏在対策に関する項目

 

結果の概要
◆ 勤務時間について、性別、年代、勤務形態で大きく異なる。
・ 20代勤務医(常勤)の「診療+診療外」の時間は週平均55時間程度。これに当直・オンコールの待機時間(男性約16時間、 女性約12時間)が加わる。
◆ 育児中の働き方について、「休職・離職」した医師の専門医取得率は、他の働き方を選択した医師よりも有意に低い。
◆ 他職種との分担可能な業務について、調査した5種の業務に要する時間のうち1日当たり平均47分を分担可能
◆ 医師のキャリア意識について、年代が高くなると、希望がより多様化する。
◆ 地方勤務する意思がある医師の割合は約半数(p24)、長期間勤務する意思がある医師の割合が高い。
◆ 地方勤務を希望する期間は年代で変化。若い医師は「2〜4年」を多く選択する一方、年代が高くなるにつれて「5〜9年」や「10年以上」を選択する医師の割合が増える。
◆ 地方勤務を希望する意思がない理由も年代と共に変化。20代医師は、「専門医資格の取得」が特徴的。30・40代医師は、「子供の教育」が理由として高い。どの年代でも「仕事内容」、「労働環境」が共通の障壁。

 

今回の調査は全国の医師10万人を対象とした、国内初の大規模調査で、三師調査(2014年(平成26年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概要)と比較しても、男性女性共に20代・30代からの回答が少なかった傾向が見られたものの、大きな差がなく、非常に有効性の高いデータとなっています。

 

 

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